オキクルミと悪魔

第一幕 荒熊親分 「湖を渡ってくる風はまだ冷たいが 春だ!」美味しい料理、すこやかに育つ子どもたち、唄い踊るアイヌコタンは平和で豊かな暮らし…。「荒熊親分」のユーカラが始まりました。小さなオキクルミは人々にいたずらをする荒熊を知恵を働かせて懲らしめます。

第2幕 アメマスとの闘い 村人たちはがアメマスのお化けに飲み込まれてしまった…と川鳥が少年オキクルミに伝えます…オキクルミは村人を助けるために…アメマスと力の限り闘い…

村人たちは蘇り…アイヌコタンに再び平和な暮らしが戻ります。

第3幕 大いなる悪魔との闘い 大いなる悪魔はアイヌモシリの草や木を枯らし生きとし生けるのもすべてを凍らせる黒い霧・毒の水を流します。青年オキクルミは、姉からいただいた銀の矢を持ち、村人たちと共に大いなる悪魔との闘いに挑みます。その闘いは、すさまじく昼夜6日間も続き決着がつきません。オキクルミは心落ち着かせ銀の矢をつがえ放ちました…銀の矢は金の風おこし光よりも速く大いなる悪魔を射抜きました。再びアイヌコタン・アイヌモシリは平和で豊かな自由地に蘇りました。